超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「おや?どうしたテラス。忘れ物か?」

テラスに気付いてカイが声をかける。
とりあえずカウンターまで行くテラス。

「いや、なんと言いますか…」

「どうした?」

「もう少しここにいてもいいですか?」

「僕は構わないが、何かあるのか?」

テラスは迷った。
カイに嫌がらせのことを伝えて良いものかどうか。
いや、やはり言わない方が良いだろう。

「借りようと思ってた本があったこと、思い出したんです。ちょっと、奥まで行ってきます。閉館までには、ちゃんと間に合せますから」

「少しくらい遅れても構わんぞ」

「ありがとうございます」

そしてテラスは小走りで行ってしまった。

「ふむ…」

カイはテラスの姿が見えなくなってから、カウンターの外に出た。
そして、図書館の扉を開ける。
そこには4人の少女がいて、自分を見ると興味なさそうに目線をそらした。

(なるほど)

カイはカウンターに戻り、とある人物に電話をかけた。