超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「昨日は結局どうなったの?」

「12時くらいにテラスがギブアップしたから、そのまま解散になったよ」

「私、ずっとベッドで寝てた?」

「ああ、ぐっすりだった」

「アンセムのベッド占領しちゃってごめんなさい…」

テラスは頭を下げて謝った。

「そんなことは別に構わないよ」

「だって、ソファだと、寝心地悪かったでしょう?私が起きればよかったのに、本当にごめんね」

「いいんだ」

「でも」

「いいんだよ。こうしてテラスと2人きりになれたんだから」

アンセムは立ち上がった。

「ばっ!また、そういうことを言う」

「コーヒー入れようか」

「うん」

テラスも立ち上がってアンセムを手伝った。

「なんだか久しぶりだな」

アンセムが呟いた。

「え?」

「こうやって、テラスと2人で部屋で寛ぐの」

テラスはなんと答えれば良いのかわからず、無言になってしまった。

「ごめん。テラスは不本意だったかな。本当はちゃんと起こして部屋まで送ってあげるべきだった」

「ううん、私が悪いから」

テラスは首を振る。
コーヒーをそれぞれのカップを持ってソファに戻る2人。
なんとなく改まって緊張してしまうテラスは、誤魔化すためにコーヒーに口をつけた。