「え?なに?」
と思ったら、手を引かれてアンセムの胸に収まってしまう。
見上げたらアンセムの顔が近づいてきたので、テラスはビックリしてしまった。
「こ、ここで??」
「ダメかな?」
「誰かくるかも」
「こんな奥に人はこないよ」
「でも」
「しばらく会えないから・・・」
話している内に距離はどんどん縮んで、結局テラスはアンセムにキスされてしまった。
いつものように優しいキスだ。
テラスは目を閉じて受け入れる。
テラスだって、しばらく会えないのは少し寂しかった。
最後にちゅっと唇を吸われて離れたかと思ったら、もう一度キス。
さっきより強く唇が触れる。
アンセムは確かめるように何度もテラスにキスをした。
「・・・んっ・・・」
まるで唇で唇を愛撫されているかのようなキスに、テラスは思わず声が出た。
テラスの左手はアンセムの右手にしっかりと繋がれていて、アンセムの左手はテラスの腰に添えられている。
テラスは逃げずに精一杯アンセムのキスに応えた。
長い長いキスに、テラスは何ともいえない初めての感覚に襲われる。
自分の空いた右手の行き場がわからず、ウロウロと彷徨って、最後にアンセムの背に辿りついく。
そのとき、テラスの口の中に、何か温かくて柔らかなものが入ってきた。
「うわっ!」
ビックリして思わず身をそらしてしまうテラス。
反射的にアンセムの顔を見ると、真剣な眼差しとバッチリ目が合ってしまった。
思いっきり動揺するテラス。
後ずさると、背が本棚にあたった。
「嫌・・・かな?」
「え!ええ…!?
熱のこもった目で見つめられ、テラスはパニックになる。
面と向かって「嫌か?」と聞かれても、何と答えて良いのかわからない。
(嫌…?嫌じゃないけど、恐い…かも…)
こんなときのいつもと違う雰囲気と、優しいのになぜか少し恐いアンセムが苦手だ。
と思ったら、手を引かれてアンセムの胸に収まってしまう。
見上げたらアンセムの顔が近づいてきたので、テラスはビックリしてしまった。
「こ、ここで??」
「ダメかな?」
「誰かくるかも」
「こんな奥に人はこないよ」
「でも」
「しばらく会えないから・・・」
話している内に距離はどんどん縮んで、結局テラスはアンセムにキスされてしまった。
いつものように優しいキスだ。
テラスは目を閉じて受け入れる。
テラスだって、しばらく会えないのは少し寂しかった。
最後にちゅっと唇を吸われて離れたかと思ったら、もう一度キス。
さっきより強く唇が触れる。
アンセムは確かめるように何度もテラスにキスをした。
「・・・んっ・・・」
まるで唇で唇を愛撫されているかのようなキスに、テラスは思わず声が出た。
テラスの左手はアンセムの右手にしっかりと繋がれていて、アンセムの左手はテラスの腰に添えられている。
テラスは逃げずに精一杯アンセムのキスに応えた。
長い長いキスに、テラスは何ともいえない初めての感覚に襲われる。
自分の空いた右手の行き場がわからず、ウロウロと彷徨って、最後にアンセムの背に辿りついく。
そのとき、テラスの口の中に、何か温かくて柔らかなものが入ってきた。
「うわっ!」
ビックリして思わず身をそらしてしまうテラス。
反射的にアンセムの顔を見ると、真剣な眼差しとバッチリ目が合ってしまった。
思いっきり動揺するテラス。
後ずさると、背が本棚にあたった。
「嫌・・・かな?」
「え!ええ…!?
熱のこもった目で見つめられ、テラスはパニックになる。
面と向かって「嫌か?」と聞かれても、何と答えて良いのかわからない。
(嫌…?嫌じゃないけど、恐い…かも…)
こんなときのいつもと違う雰囲気と、優しいのになぜか少し恐いアンセムが苦手だ。



