超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する


「え~と…」

さて、どうしよう。困った。
暫く無言の2人。
テラスはどう声かけをして良いのかわからず無言。
アンセムは自分を落ち着かせるために無言だった。

「あの…また私やっちゃった?」

おずおずといった感じでテラスが口を開いた。

「ん?」

アンセムはテラスを見る。
眉を下げ、さっきまでの威勢の良さはすっかりなくなっていた。

「ほら、こうやってアンセムをイライラさせちゃうこと多いから。そうさせたくてやってるわけじゃないんだけど…」

テラスとしては、感じた疑問や思ったことをそのまま言葉にしているだけなのだが、なぜかアンセムをイライラさせてしまう。

「だから、もしかしたら、その内アンセムの気持ちも離れることがあるかもしれないなって思ったんだよ」

「テラス、それは違うよ。感情が乱されるのはテラスを好きだからだ」

シュンとしたテラスを見て、アンセムは懸命に説明した。

「良くわからないよ…」

本当は幸せな気持ちになってほしいのに、イライラさせてしまう自分が嫌になってしまうテラスは、思考がネガティブになってしまう。

「確かにイライラすることもあるよ。テラスからどう見えているかはわからないけど、オレは相当我慢もしてるし」

「……ごめん」

これについて、テラスは謝るしかない。
自分が伝えようとしていることをテラスはわかっていないと感じたアンセムは、テラスの腕を掴んでひっぱった。