「オレが好きになったのは、テラスが初めてだよ。他の誰にも感じたことがない気持ちだ。それはテラスも知っているだろう?」
「うん…」
納得がいかないテラス。
今まで恋愛について全く理解できなかった自分と、たくさんの女の子と関係を持ってきたアンセムが、「同じ」という言葉でくくられることに違和感があった。
それが顔に出ていたのだろうか。
アンセムの表情が再び曇る。
「それに、テラスにはタキノリがいたじゃないか」
アンセムはついに言ってしまった。
タキノリとは、テラスの男友達だ。
同学年で、アイリや他の友人たち複数人で仲良くしていた。
テラスにとっては、一番親しい男友達だった。
ところが、ひょんなことからほんの一時期だけ付き合うことになる。
結局気持ちがついていかず、すぐに別れることになったのだが。
なお、別れた後は、タキノリの頑張りもあり、以前と同じく親しい友人として関係は続いている。
「確かにそうだったけど…」
テラスにとって、タキノリとの交際と別れの経緯は苦い記憶である。
話したくない内容だった。
アンセムもテラスがこの件について深く悩んでいたことは何となくわかっていた。
だからこそ、今まで一度だってタキノリの話題を持ち出したことはなかったのだ。
本当はずっと聞きたかった。
「タキノリとはどこまでした?」
今まで堪えいた反動で、詰問口調になってしまうアンセム。
「なっ!なんでそんなこと言わなきゃいけないの?」
「オレだって聞きたくないよ」
「じゃぁ質問しなきゃいいじゃない」
「テラスがオレに言わせたんじゃないか」
「はぁ!?」
「ああ、ダメだ!」
アンセムはバタンと後ろに倒れた。
そして両手で顔を覆って黙り込んでしまった。
あっけにとられるテラス。
「うん…」
納得がいかないテラス。
今まで恋愛について全く理解できなかった自分と、たくさんの女の子と関係を持ってきたアンセムが、「同じ」という言葉でくくられることに違和感があった。
それが顔に出ていたのだろうか。
アンセムの表情が再び曇る。
「それに、テラスにはタキノリがいたじゃないか」
アンセムはついに言ってしまった。
タキノリとは、テラスの男友達だ。
同学年で、アイリや他の友人たち複数人で仲良くしていた。
テラスにとっては、一番親しい男友達だった。
ところが、ひょんなことからほんの一時期だけ付き合うことになる。
結局気持ちがついていかず、すぐに別れることになったのだが。
なお、別れた後は、タキノリの頑張りもあり、以前と同じく親しい友人として関係は続いている。
「確かにそうだったけど…」
テラスにとって、タキノリとの交際と別れの経緯は苦い記憶である。
話したくない内容だった。
アンセムもテラスがこの件について深く悩んでいたことは何となくわかっていた。
だからこそ、今まで一度だってタキノリの話題を持ち出したことはなかったのだ。
本当はずっと聞きたかった。
「タキノリとはどこまでした?」
今まで堪えいた反動で、詰問口調になってしまうアンセム。
「なっ!なんでそんなこと言わなきゃいけないの?」
「オレだって聞きたくないよ」
「じゃぁ質問しなきゃいいじゃない」
「テラスがオレに言わせたんじゃないか」
「はぁ!?」
「ああ、ダメだ!」
アンセムはバタンと後ろに倒れた。
そして両手で顔を覆って黙り込んでしまった。
あっけにとられるテラス。



