「あくまでも、本業は司書の仕事です。
カイがどのように説明したかわかりませんが、後は悩んで慕ってくる寮生たちの精神的な支えになってあげれば良いだけ。友達にもいるでしょう?相談しやすい人って。そういうポジションなんですよ。
私たちは、寮生たちに幸せになってほしい。そのための協力は惜しまない。心から応援して励ましていきたいだけ、ただそれだけ」
そう言えば、カイも同じ様なことを言っていた。
「カイが自らあなたを後任にと選んだのですから、アンセムには素質があるんですよ。
でも、無理強いはしません。断ることに、罪悪感を感じなくていいのよ。アンセムの正直な考えを全うしてくれればいいんです」
アンセムに向けるリナの眼差しは優しい。
「はい…」
「今日までに返事をという話だったけど、まだ決められないかしら?それならば、もう少し猶予をあげてもいいですよ」
「いえ、答えは決まりました」
アンセムは顔を上げ、真っ直ぐにリナを見た。
「引き受けさせていただきます」
「本当に?」
リナは思わず身を乗り出した。
アンセムが引き受けてくれるならば、これ以上の適任は他にいない。
「はい。いろいろと悩みましたけど、決めました」
「ああ~、良かったわ!」
リナは安堵のあまり、ソファにもたれかかった。
「多分駄目なんじゃないかと思っていたのよ」
「ええ。カイさんからもう1つの仕事の話を聞いてからは、ずっと断る方に気持ちが傾いていました」
「そうだったんですか…。よくぞ引き受ける気になってくれましたね」
「テラスのお陰ですね」
「まあ」
ここでテラスの名が出てくるとは。
リナは姿勢を正してアンセムを見た。
「テラスが、オレを好きになったことを嬉しく思ってくれて、そして、それまでに関わってきた皆に感謝していたんです」
それを聞いてリナの表情が穏やかになる。
如何にもテラスらしい感情だ。
カイがどのように説明したかわかりませんが、後は悩んで慕ってくる寮生たちの精神的な支えになってあげれば良いだけ。友達にもいるでしょう?相談しやすい人って。そういうポジションなんですよ。
私たちは、寮生たちに幸せになってほしい。そのための協力は惜しまない。心から応援して励ましていきたいだけ、ただそれだけ」
そう言えば、カイも同じ様なことを言っていた。
「カイが自らあなたを後任にと選んだのですから、アンセムには素質があるんですよ。
でも、無理強いはしません。断ることに、罪悪感を感じなくていいのよ。アンセムの正直な考えを全うしてくれればいいんです」
アンセムに向けるリナの眼差しは優しい。
「はい…」
「今日までに返事をという話だったけど、まだ決められないかしら?それならば、もう少し猶予をあげてもいいですよ」
「いえ、答えは決まりました」
アンセムは顔を上げ、真っ直ぐにリナを見た。
「引き受けさせていただきます」
「本当に?」
リナは思わず身を乗り出した。
アンセムが引き受けてくれるならば、これ以上の適任は他にいない。
「はい。いろいろと悩みましたけど、決めました」
「ああ~、良かったわ!」
リナは安堵のあまり、ソファにもたれかかった。
「多分駄目なんじゃないかと思っていたのよ」
「ええ。カイさんからもう1つの仕事の話を聞いてからは、ずっと断る方に気持ちが傾いていました」
「そうだったんですか…。よくぞ引き受ける気になってくれましたね」
「テラスのお陰ですね」
「まあ」
ここでテラスの名が出てくるとは。
リナは姿勢を正してアンセムを見た。
「テラスが、オレを好きになったことを嬉しく思ってくれて、そして、それまでに関わってきた皆に感謝していたんです」
それを聞いてリナの表情が穏やかになる。
如何にもテラスらしい感情だ。



