コンコン。
「どうぞ。お入りなさい」
寮長室のドアが開き、アンセムが入ってきた。
アンセムは一礼をしてドアを閉める。
「どうぞ、座って」
ソファに促すリナ。
「はい」
アンセムは腰を下ろした。
今日は寮長面接である。
「久しぶりね、アンセム」
「そうですね。見合いの話を打診されて以来でしょうか」
「そうね」
リナはにこりと笑った。
「早速、本題に入りましょう。希望シートを見せてもらったわ」
リナの前には、先日提出した進路の希望シートが置かれていた。
「もう1年、ここで過ごすのね」
「はい」
「それはもちろん、相手がテラスだからってことよね」
「その通りです」
アンセムの答えに、リナは満足気に深く頷いた。
「来年はテラスと2人で卒寮なのね」
「はい」
その答えを聞いて、胸を撫で下ろすリナ。
「あなたには感謝してもしきれないわ」
「感謝?どうしてですか?」
アンセムは首をかしげた。
「だって、私の厄介なお願いを引き受けてくれて、しかもきちんと目的を果たしてくれたんですもの」
「別に、寮長のために頑張ったわけではありません」
リナの物言いが癇に障り、尖った声が出るアンセム。
「そんなことはわかっているわ。
それでも、あの超問題児が片付いたんですもの。私の肩の荷が一つ下りたとホッとしてるんですよ」
「テラスは凄い言われようですね…」
「あら、誰よりも苦労したアンセムだったら、私の気苦労をわかってくれると思ったんだけど、見当違いだったかしら」
アンセムは大きなため息をついた。
「それが寮長の仕事だということは理解していますが、言葉の選び方が嫌です」
不快感を隠すつもりはない。
「うふふ。アンセムは潔癖なところがあるわよね」
しかし、笑顔で受け流すリナ。
寮長の貫禄である。
「どうぞ。お入りなさい」
寮長室のドアが開き、アンセムが入ってきた。
アンセムは一礼をしてドアを閉める。
「どうぞ、座って」
ソファに促すリナ。
「はい」
アンセムは腰を下ろした。
今日は寮長面接である。
「久しぶりね、アンセム」
「そうですね。見合いの話を打診されて以来でしょうか」
「そうね」
リナはにこりと笑った。
「早速、本題に入りましょう。希望シートを見せてもらったわ」
リナの前には、先日提出した進路の希望シートが置かれていた。
「もう1年、ここで過ごすのね」
「はい」
「それはもちろん、相手がテラスだからってことよね」
「その通りです」
アンセムの答えに、リナは満足気に深く頷いた。
「来年はテラスと2人で卒寮なのね」
「はい」
その答えを聞いて、胸を撫で下ろすリナ。
「あなたには感謝してもしきれないわ」
「感謝?どうしてですか?」
アンセムは首をかしげた。
「だって、私の厄介なお願いを引き受けてくれて、しかもきちんと目的を果たしてくれたんですもの」
「別に、寮長のために頑張ったわけではありません」
リナの物言いが癇に障り、尖った声が出るアンセム。
「そんなことはわかっているわ。
それでも、あの超問題児が片付いたんですもの。私の肩の荷が一つ下りたとホッとしてるんですよ」
「テラスは凄い言われようですね…」
「あら、誰よりも苦労したアンセムだったら、私の気苦労をわかってくれると思ったんだけど、見当違いだったかしら」
アンセムは大きなため息をついた。
「それが寮長の仕事だということは理解していますが、言葉の選び方が嫌です」
不快感を隠すつもりはない。
「うふふ。アンセムは潔癖なところがあるわよね」
しかし、笑顔で受け流すリナ。
寮長の貫禄である。



