テラスは目を覚ました。
目の前にアンセムの顔があって、一瞬驚く。
しかし、すぐに状況を理解した。
(そうだ、昨日そのまま寝ちゃったんだ。ってことは…)
テラスは恐る恐る布団の中を覗いた。
当然のことながら裸である。
もちろん、寝ているアンセムも。
(どーしよー…)
アンセムが寝ているうちに、服を着た方が良いのだろうか。
だけど、今正に着替えようとしたところでアンセムが目覚めたらどうしよう。
そんなどうでも良いことで悩んでいたら、ぐいっと抱き寄せられた。
「わっ!」
急な行動にビックリするテラス。
「おはよう」
「おはようっ」
寝起きの笑顔が至近距離にあり、テラスの声は裏返った。
「んっ」
朝からキスをされてしまう。
「疲れてないか?」
唇を離したアンセムが聞いた。
「うん。大丈夫。その…昨日はごめんね」
「気にしないでいいよ」
横になったまま、アンセムは優しくテラスの髪を撫でた。
昨日は、結局。
最後までできなかったのである。
目の前にアンセムの顔があって、一瞬驚く。
しかし、すぐに状況を理解した。
(そうだ、昨日そのまま寝ちゃったんだ。ってことは…)
テラスは恐る恐る布団の中を覗いた。
当然のことながら裸である。
もちろん、寝ているアンセムも。
(どーしよー…)
アンセムが寝ているうちに、服を着た方が良いのだろうか。
だけど、今正に着替えようとしたところでアンセムが目覚めたらどうしよう。
そんなどうでも良いことで悩んでいたら、ぐいっと抱き寄せられた。
「わっ!」
急な行動にビックリするテラス。
「おはよう」
「おはようっ」
寝起きの笑顔が至近距離にあり、テラスの声は裏返った。
「んっ」
朝からキスをされてしまう。
「疲れてないか?」
唇を離したアンセムが聞いた。
「うん。大丈夫。その…昨日はごめんね」
「気にしないでいいよ」
横になったまま、アンセムは優しくテラスの髪を撫でた。
昨日は、結局。
最後までできなかったのである。



