超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

優しく、とにかく優しく。
そう思っているのに、テラスは自分を煽る言動ばかり。
意図のないところが救えない。
アンセムは首筋を攻めた。

「あ…っ!」

声を上げるテラス。
やはりここが弱いようだ。
執拗に首筋に唇を這わせながら、アンセムは自分の衣服を全て脱ぎ去る。
開放された体は、テラスを求めて熱く反応していた。
テラスの足に触れる。
ビクンと反応し、体を緊張させるテラス。

「あの、アンセム!」

またもやテラスは何か聞きたいようだ。

「ん?」

短く答える。

「あの…って、うげ!」

「テラス、さすがにこういう場面で『うげ』はないだろう…」

「だって!」

見えてしまったのだから仕方ないじゃないか。
テラスは目をつぶって顔を逸らした。
アンセムは構わず続ける。

「あ!だから、あのね!」

気にせずキスした。

「ん、だから」

キスから逃れてテラスは言った。

「どうすればいいの?」

「どうすれば?なんのことだ?」

「だから…その、こういうのって、お互いすることなんでしょう?」

アンセムは思わず動きを止めて、テラスをまじまじと見つめてしまった。
ジワジワと嬉しさが込み上げてくる。
とにかく奥手で、こういった方面は受け身だとばかり思っていたが、テラスの律儀な性格には例外がないらしい。

「なに?なんで笑ってんの?」

「いや、別に」

「で、どうすればいい?」

「それは追々ゆっくり教えて行くから…」

チュッとアンセムはキスをした。

「今日はオレに全部任せて」

「全部って?」

「いいから」

「いいの?」

「お喋りはもうおしまい」

アンセムはテラスのショートパンツに手をかけた。

「うっ…。ま、待って」

「待たない」

これ以上テラスのお喋りに邪魔されないように、アンセムは長い長いキスをした。
さて、これからどうやってテラスを愛そうか。