超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

アンセムは逸る気を必死に抑えていた。
早く、もっと、と本能が叫んでいる。
キスを中断し、体を起こして一気にシャツを脱ぎ捨てた。

「わわっ」

テラスが動揺しているのがわかる。
しかし、何かを言う暇を与えず、すぐに口を塞いだ。
どんなにキスをしても足りない。
もっと直に感じたい。
アンセムはテラスの服に手をかけた。

「アンセムっ!」

だけど、テラスがその行為に水を差す。

「今度はどうした?」

「あの、服は自分で脱いだ方が良いの?」

テラスの質問にアンセムは思わず脱力した。
テラスらしいと言うか、なんと言うか。

「オレが脱がせてあげるからいいよ」

苦笑しながら答えた。

「ええ!?」

「テラスは楽にして、オレを感じて」

そして、アンセムは服の中に手を入れて、テラスの肌に触れた。

(ひえ~~~!!)

自分の服の中にアンセムの手が入ってきて、大いに慌てるテラス。
アンセムの手は背に周り、ブラジャーのホックをいとも簡単に外してしまう。
何か言おうとしたら、キスで口を塞がれてしまった。
そのままキスをされながら、アンセムの手は自分の胸に移動する。
優しく優しく胸を触られる。

「ふ…んん…」

息継ぎのときに変な声が漏れてしまって、テラスは恥ずかしくて泣きたくなった。
アンセムはテラスの服をたくし上げる。

「や、やだっ!」

我に返ってテラスは自分の腕で胸を隠そうとしたが、アンセムの手に遮られた。

「見たい」

「はぁ!?」

「しっかり見せて」

(勘弁してください…)

でも逆らえないテラス。
目を閉じることでしか逃げ場がない。

「可愛い…」

「ひぁっ」

胸の先端に吸い付かれ、テラスは声を上げた。

「んっ…や…ん」

(なにこれっ!)

初めての感覚にテラスは戸惑う。

「…はぁ…」

どうしても声が漏れる。

「気持ちいい?」

聞かれて消えてしまいたくなった。
恥ずかしくて恥ずかしくて、どうにかなってしまいそうだ。