超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

ようやく事が終わり、シンはナミルに覆い被さるように体を密着させて横たわった。
さすがに図書館なので、服は着たままだ。
2人は息を切らせて、余韻に浸っている。

「すっげぇ…気持ちよかった」

ポツリとシンが感想を漏らした。
ナミルはまだ体に快感が残っていて、シンを眺めるだけ。
そんなナミルにシンはキスをする。

「なあ、俺の部屋行かねーか?」

「これから?」

「服が邪魔だった」

「なによそれ。シンって本当はエロいのね。恋愛に興味ない振りしてただけ?」

「さぁね。おめーとのが良かっただけかもな」

真っ赤になるナミル。

「変態!それに、おめーとか言わないでくれる?」

「じゃー馬鹿女」

「なによそれ!」

ナミルはぷっとふくれた。

「はは。ナミル」

名を呼ばれ、ナミルはドキっとした。
非常にしゃくだが、自分はシンが好きだと再確認する。

「行くのか、行かねーのか、どっちだよ」

「行ってくださいって言いなさいよ」

「はぁ!?何様だよ」

「シンこそ!」

「来るのかよ」

「行かない!」

「ああ、そーかよっ!」

「ふんだ」

「可愛くねー!!」

ぷにっとナミルのほっぺをつねるシン。

「痛いわね!」

ナミルも負けじとシンのホッペをひっぱった。

「いて!何すんだよ!」

「仕返しに決まってるでしょ!」

「ムカツクぜ!」

これぞ痴話喧嘩。

「本当に来ないのかよ」

シンは手を離して真面目に聞いた。

「どうしよっかな」

一応迷うポーズをとるナミル。

「ちっ!もーいい!知らね!」

拗ねるシンに、ナミルは笑った。

「行くわよ」

「マジか?」

たちまち表情が明るくなるシン。

「うん」

可愛くナミルは頷いた。

その後、しばらくナミルとシンはのイチャイチャとしたどうでも良い会話が聞こえてきた後、パタパタと足音が遠ざかっていった。