超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「本当に成長したわね~。アンセム効果かな」

「なんか、褒められても全然嬉しくないんだけど」

「俺を取り残すなよ」

「シン君、テラス今とても良いこと言ったのよ」

「は?」

「良く考えた方がいいわよ~」

「アイリ、もういいよ」

テラスは話題を切り替えようとした。

「なんだよテラス、不完全燃焼させんなよ」

「だって、やっぱり私はシンに何か言えるような立場じゃないし。未だに恋愛わかってないんだもんね。
余計なこと言ってごめんね」

心の問題は、じっくり自分と向き合って解決するしかないのだ。
シンがまた何かを言おうとしたが、そのタイミングでテラスは別の話題を提供した。
アイリもその話題に乗り、ナミルの話は終了になった。

シンはすっかり置いていかれた気分だ。
何気無く、もう一度ナミルの方を見た。
男と楽しそうに話している。
向かいではなく、隣同士に座り、とても親密な距離間だった。
男がナミルの髪に触れた。
そこでシンは視線を逸らした。

(くそっ!なんでイラつくんだ!)

自分の気持ちが乱れる原因がわからず、シンは苦悩するのだった。