超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「なんだその反応は。ちょっと前まで仲良くお勉強会してただろう」

カイはニヤニヤと楽しそうだ。

「仲良くなんてないです!誰があんな横暴なヤツと」

「そうか。まあ、シンの性格に問題があるのは僕も認めるところだけどな」

そう言ってカイは本をナミルに渡す。

「そうですよね。あんな曲がった性格で大丈夫なんですかね。
シンだって、最終的には誰かと一緒になるんでしょう。誰かはわかりませんけど、相手の女の子に同情します」

「まあ、まだ1年目だし、皆が納得して卒寮できるよう寮長たちが全力でサポートしているから大丈夫だろう。ナミルが心配することじゃない」

「別に!心配してませんけど!」

思わず声が大になるナミル。
カイは涼しい顔だ。

「カイさんって、ここで色々な男女関係見てきたんですよね?」

少し冷静になって、ナミルは話題を変えた。

「いや、僕は単なる司書だ。色々と言っても、後から誰と誰がパートナーになったか聞く程度だぞ」

「どういう人同士が結婚するんですか?」

「そんなのは色々だな」

「なんとなく、『この二人はくっつく』みたいなのってわかります?」

「どうかな~」

「例えば…アンセムさんとテラスさんのカップルは想定内ですか?想定外ですか?」

ナミルはいつの間にか真剣に質問していた。

「そうだな。アンセムは想定内、テラスは想定外ってところか」

「うそっ!」

驚くナミル。