ナミルが図書館へ来るのは2週間ぶりだった。
「こんにちは」
まずはカイに挨拶をする。
「久しぶりだなぁ」
カイは作業の手を止め顔を上げた。
「ちょっと勉強をサボっちゃいました。そしたらあっという間にわからなくなっちゃって」
「そうか。パタリと来なくなったから、誰かとトラぶったのかと思ったぞ」
「誰かって、誰ですか?」
含みのあるカイの言い方に、なにかが引っかかるナミル。
「思い当たらないのか」
「はい…」
「じゃ、言わないことにしよう」
「なんですか、それ」
「気にしないでくれ」
そしてカイは作業を再開した。
こうなったら、もう何を聞いても答えてくれないのはわかっている。
ナミルは肩をすくめて、生物学の書籍棚へ歩き出した。
生物学の書棚まで行き、何冊かの本を選ぶ。
時間はかかったが、見当外れはしていないものを選べたはずである。
数日間だったが、シンが教えてくれた成果だ。
パートナー探しを再開してから、ナミルはシンを頼らなくなった。
何度か勉強の続きを打診されたが断った。
自分も早く大切な相手と出会いたい。
だから、シンと一緒に勉強している場合ではないのだ。
それに、食堂で聞こえてしまったシンの言葉が忘れられない。
結局、シンは自分を恋愛至上主義として軽蔑しているのだ。
それが酷く癪に障った。
図書館に来ればシンと会う確率が高い。
もしかしたら、それが嫌で図書館から足が遠のいていたのかもしれない。
ナミルはそんなことを思った。
「こんにちは」
まずはカイに挨拶をする。
「久しぶりだなぁ」
カイは作業の手を止め顔を上げた。
「ちょっと勉強をサボっちゃいました。そしたらあっという間にわからなくなっちゃって」
「そうか。パタリと来なくなったから、誰かとトラぶったのかと思ったぞ」
「誰かって、誰ですか?」
含みのあるカイの言い方に、なにかが引っかかるナミル。
「思い当たらないのか」
「はい…」
「じゃ、言わないことにしよう」
「なんですか、それ」
「気にしないでくれ」
そしてカイは作業を再開した。
こうなったら、もう何を聞いても答えてくれないのはわかっている。
ナミルは肩をすくめて、生物学の書籍棚へ歩き出した。
生物学の書棚まで行き、何冊かの本を選ぶ。
時間はかかったが、見当外れはしていないものを選べたはずである。
数日間だったが、シンが教えてくれた成果だ。
パートナー探しを再開してから、ナミルはシンを頼らなくなった。
何度か勉強の続きを打診されたが断った。
自分も早く大切な相手と出会いたい。
だから、シンと一緒に勉強している場合ではないのだ。
それに、食堂で聞こえてしまったシンの言葉が忘れられない。
結局、シンは自分を恋愛至上主義として軽蔑しているのだ。
それが酷く癪に障った。
図書館に来ればシンと会う確率が高い。
もしかしたら、それが嫌で図書館から足が遠のいていたのかもしれない。
ナミルはそんなことを思った。



