その後、ザキリオは重い空気を振り払うかのように、明るくナミルに話しかけた。
うるさ過ぎず、重くなり過ぎず、絶妙なタイミングで。
お陰で、洗濯が終わるまで気まずい時間を過ごさずに済んだ。
洗濯が終わり、ザキリオをおいて部屋へ戻ったナミル。
ベランダに洗濯物を干すとやることもなくなり、ナミルはソファにもたれかかった。
キスをしたのは久しぶりだった。
アンセムとして以来だ。
アンセムを本気で好きになってから、他の男性に触れられるのが耐えられなくなっていたナミル。
だけど、ザキリオとのキスはイヤではなかった。
イヤではなかったが、気持ちが揺さぶられるようなこともなかった。
ザキリオは本気なのだろうか。
フワフワと、掴みどころのない男なので、イマイチ信頼できない。
(信頼?)
では、誠実だったら付き合うのだろうか。
自分はザキリオを嫌いではない。
むしろ、好ましい人格だと思う。
でも、男性として好きではない。
アンセムに抱いたような、強い気持ちを持てない。
付き合って、もっとお互いを知り合えば変わるだろうか?
(あれ?私って、付き合う気が少しはあるの?)
ナミルはそんなことを考える。
ここ数日、何人かの男性と2人で時間を過ごしたが、ここまで相手について考えたことはなかった。
もう少し一緒に過ごしてみようか。
自分の気持ちが大きくなってから付き合えばいいし、それまでザキリオが待てなければ、それでもいい。
むしろ、ザキリオの言葉が真実か試せる。
本当に好きな相手のためならば待てるのだ。
アンセムがそうではないか。
私も誰かにそうやって大切に想われたい。
ナミルは強くそう思った。
うるさ過ぎず、重くなり過ぎず、絶妙なタイミングで。
お陰で、洗濯が終わるまで気まずい時間を過ごさずに済んだ。
洗濯が終わり、ザキリオをおいて部屋へ戻ったナミル。
ベランダに洗濯物を干すとやることもなくなり、ナミルはソファにもたれかかった。
キスをしたのは久しぶりだった。
アンセムとして以来だ。
アンセムを本気で好きになってから、他の男性に触れられるのが耐えられなくなっていたナミル。
だけど、ザキリオとのキスはイヤではなかった。
イヤではなかったが、気持ちが揺さぶられるようなこともなかった。
ザキリオは本気なのだろうか。
フワフワと、掴みどころのない男なので、イマイチ信頼できない。
(信頼?)
では、誠実だったら付き合うのだろうか。
自分はザキリオを嫌いではない。
むしろ、好ましい人格だと思う。
でも、男性として好きではない。
アンセムに抱いたような、強い気持ちを持てない。
付き合って、もっとお互いを知り合えば変わるだろうか?
(あれ?私って、付き合う気が少しはあるの?)
ナミルはそんなことを考える。
ここ数日、何人かの男性と2人で時間を過ごしたが、ここまで相手について考えたことはなかった。
もう少し一緒に過ごしてみようか。
自分の気持ちが大きくなってから付き合えばいいし、それまでザキリオが待てなければ、それでもいい。
むしろ、ザキリオの言葉が真実か試せる。
本当に好きな相手のためならば待てるのだ。
アンセムがそうではないか。
私も誰かにそうやって大切に想われたい。
ナミルは強くそう思った。



