超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

しかし、その気分に水を差す人物が現れた。
ナミルである。
ナミルは男と2人で楽しそうに話しながら食堂に入ってきた。楽しそうに食事を選んでいる。
その笑顔を見て不愉快になるシン。

「どうしたの?」

テラスがシンの変化に気付いた。

「あ?」

不機嫌な声が出た。

「急に暗くなった?」

「別に!」

と言いながら、視線はチラチラとナミルを追ってしまう。
不愉快になるならば見なければいいだけなのに。

「な~に?私の言ったことに怒ってるの?」

リリアが言う。
シンが一転の方向を気にしていることおに気づいたテラスは、視線の先を追った。

「あ、ナミルさん」

ナミルは自分の食事を一緒にいる男に運んでもらっていた。

「は!?」

その名前に過剰反応をしてしまうシン。

「え?」

テラスはシンを見る。
シンは取り繕うように、ガツガツとカレーを食べた。

「そう言えば、シンって最近ナミルさんと仲良しなの?」

「はぁ!?」

「え、何それ」

恋バナに目がないリリアは即その話題に食いついた。

「誰があんな馬鹿女!」

つい大きな声が出てしまうシン。

「ねえ、誰のこと言ってるの?」

「あそこにいる人だよ」

テラスがもう一度ナミルの方を見ると、シンが大声を出したからか、バッチリ目が合ってしまった。
ペコリと頭を下げるテラス。
ナミルもそれに応えて会釈する。