そして立食会である。
ナミルはあえて黒のワンピースを選んだ。スカートの丈も膝が見えるくらいである。
本当は可愛らしい服よりも、シックなデザインの方が好きなのだ。
もう男受けは狙わず、素の自分に魅力を感じてくれる男を探そうとナミルは決意する。
6時半にホノカと食堂を訪れると、既に賑わっていた。
「ナミル、イメチェンか?」
すぐに話しかけられた。
1つ上の学年のキアだ。
入寮して最初の談話会で出会ってから、言葉を交わす程度の仲である。
明らかにキアの好意を感じるのだが、今まであたらず触らず受け流してきた。
「おかしい?」
「いや、黒髪にとても似合ってる。色っぽくて可愛いよ」
「ありがとう」
「何か食べるもの取ってこようか?」
そう聞かれて、ナミルは言葉に詰まる。
(あれ?今までキアと何を話していたっけ?)
適当に話題を提供したり、相手に合わせたり、褒めてあげたり、ただそれだけで、内容なんてなかったかもしれない。
それに気付いてしまった。
この後、食事をしながらキアと会話しなければならないのかと思うと気が重くなった。
「ごめんなさい。友達と待ち合わせてるから」
やんわりと断る。
「そうか。残念」
キアはあっさりと引き下がってくれ、ホッとした。
ナミルはあえて黒のワンピースを選んだ。スカートの丈も膝が見えるくらいである。
本当は可愛らしい服よりも、シックなデザインの方が好きなのだ。
もう男受けは狙わず、素の自分に魅力を感じてくれる男を探そうとナミルは決意する。
6時半にホノカと食堂を訪れると、既に賑わっていた。
「ナミル、イメチェンか?」
すぐに話しかけられた。
1つ上の学年のキアだ。
入寮して最初の談話会で出会ってから、言葉を交わす程度の仲である。
明らかにキアの好意を感じるのだが、今まであたらず触らず受け流してきた。
「おかしい?」
「いや、黒髪にとても似合ってる。色っぽくて可愛いよ」
「ありがとう」
「何か食べるもの取ってこようか?」
そう聞かれて、ナミルは言葉に詰まる。
(あれ?今までキアと何を話していたっけ?)
適当に話題を提供したり、相手に合わせたり、褒めてあげたり、ただそれだけで、内容なんてなかったかもしれない。
それに気付いてしまった。
この後、食事をしながらキアと会話しなければならないのかと思うと気が重くなった。
「ごめんなさい。友達と待ち合わせてるから」
やんわりと断る。
「そうか。残念」
キアはあっさりと引き下がってくれ、ホッとした。



