図書館でカイに頼まれた仕事が終わった時間と、集中授業が終わるタイミングが同じだったので、アンセムは授業が行われる校舎へ行ってみることにした。
交際を隠しているので、テラスと会える場所は中央施設しかないのだ。
昨日、予定が合わずに3日間会えないならば、部屋で会おうという流れにはならないことに、アンセムはガッカリしていた。
まるで自分の気持ちばかり大きいようで面白くない。
今はお互いの部屋の行き来をしていない。
付き合い始めてすぐに、アンセムが体の関係を当然のように求めたら、それ以後、テラスはすっかり警戒してしまい、部屋を行き来を拒否するようになってしまったのだ。
テラスの奥手さを知っていて押し倒したのだから、自業自得なのだが。
約束はしていないので、ダメもとでアンセムは校舎へ向かった。
着いたときには授業が終わってしばらく経っていたようで、人気はなかった。
アンセムが諦めて寮へ戻ろうとしたとき、校舎から出てくるテラスとシンの姿が見えた。
その瞬間、カッと頭に血が上るのが自分でもわかるアンセム。
アンセムはシンを嫌っていた。
ズカズカと人の感情に踏み入るような物言いも、相手への気遣いゼロなところも、ことあるごとにテラスに関わってくることも、全て気に入らなかった。
そして何より、テラスがシンを理解していることが耐えられなかった。
他の者はすでに帰ったようなのに、シンとテラスの2人で一体何を話していたのだろうか。
テラスはすぐアンセムに気付いたようだった。
目が合うと、なぜか顔を真っ赤にした。
そんなテラスに、必要以上に接近して何かを耳打ちしたシン。
(テラスに近づくな!)
思い切りシンを睨んでしまったアンセムである。
しかし、すぐに目を逸らした。この男に関わりたくない。
テラスがパタパタとこちらへ駆けて来る。
アンセムは怒りを静める努力をした。
シンは一人で第三寮の方へ歩き始めた。
交際を隠しているので、テラスと会える場所は中央施設しかないのだ。
昨日、予定が合わずに3日間会えないならば、部屋で会おうという流れにはならないことに、アンセムはガッカリしていた。
まるで自分の気持ちばかり大きいようで面白くない。
今はお互いの部屋の行き来をしていない。
付き合い始めてすぐに、アンセムが体の関係を当然のように求めたら、それ以後、テラスはすっかり警戒してしまい、部屋を行き来を拒否するようになってしまったのだ。
テラスの奥手さを知っていて押し倒したのだから、自業自得なのだが。
約束はしていないので、ダメもとでアンセムは校舎へ向かった。
着いたときには授業が終わってしばらく経っていたようで、人気はなかった。
アンセムが諦めて寮へ戻ろうとしたとき、校舎から出てくるテラスとシンの姿が見えた。
その瞬間、カッと頭に血が上るのが自分でもわかるアンセム。
アンセムはシンを嫌っていた。
ズカズカと人の感情に踏み入るような物言いも、相手への気遣いゼロなところも、ことあるごとにテラスに関わってくることも、全て気に入らなかった。
そして何より、テラスがシンを理解していることが耐えられなかった。
他の者はすでに帰ったようなのに、シンとテラスの2人で一体何を話していたのだろうか。
テラスはすぐアンセムに気付いたようだった。
目が合うと、なぜか顔を真っ赤にした。
そんなテラスに、必要以上に接近して何かを耳打ちしたシン。
(テラスに近づくな!)
思い切りシンを睨んでしまったアンセムである。
しかし、すぐに目を逸らした。この男に関わりたくない。
テラスがパタパタとこちらへ駆けて来る。
アンセムは怒りを静める努力をした。
シンは一人で第三寮の方へ歩き始めた。



