「何を知っていると言われてもなぁ。入寮当初からテラスをずっと見てきただけだ。
あの頃のテラスと比較したら、アンセムを好きになって付き合っているなんて奇跡みたいなもんだからな」
アンセムも話だけはリナやカイから聞いていたが、関りを持ったのは今期からで、去年のテラスを知らない。
「ずっとテラスを見てきたが、アンセムを好きになった気持ちは本物だと思うぞ。
きっとそれはおまえより、テラスの身近にいる者の方がわかってるかもしれんなぁ」
「…アイリからも責められました」
「そうか。おまえの行動じゃ、責められても仕方ないな。
拒否されたってのはセックスのことか?どうしても体が繋がらなければ満たされないのか?テラスの気持ちが追いつくまで待ってやる気はないのか?」
「待つつもりでした」
アンセムの返答を聞き、カイの顔色が変わる。
「待つつもりって…、まさか無理矢理やったんじゃなかろうな」
「いえ、未遂です。もう、最低な男ですよ。オレは」
「そうか…」
ホッとするカイ。
「未遂ってことは、テラスが逃げたか」
「いいえ。逃げませんでした。恐かっただろうに、耐えてましたよ。
その顔を見たら、できませんでした」
アンセムは俯いた。
あの頃のテラスと比較したら、アンセムを好きになって付き合っているなんて奇跡みたいなもんだからな」
アンセムも話だけはリナやカイから聞いていたが、関りを持ったのは今期からで、去年のテラスを知らない。
「ずっとテラスを見てきたが、アンセムを好きになった気持ちは本物だと思うぞ。
きっとそれはおまえより、テラスの身近にいる者の方がわかってるかもしれんなぁ」
「…アイリからも責められました」
「そうか。おまえの行動じゃ、責められても仕方ないな。
拒否されたってのはセックスのことか?どうしても体が繋がらなければ満たされないのか?テラスの気持ちが追いつくまで待ってやる気はないのか?」
「待つつもりでした」
アンセムの返答を聞き、カイの顔色が変わる。
「待つつもりって…、まさか無理矢理やったんじゃなかろうな」
「いえ、未遂です。もう、最低な男ですよ。オレは」
「そうか…」
ホッとするカイ。
「未遂ってことは、テラスが逃げたか」
「いいえ。逃げませんでした。恐かっただろうに、耐えてましたよ。
その顔を見たら、できませんでした」
アンセムは俯いた。



