超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

テラスが部屋から出ると、アンセムはそのまま床に座り込んだ。
最悪だ。テラスにあんなことまでさせて。
テラスは自分に怯え、それでも逃げ場なく耐えていた。

(オレは一体何なんだ。何がしたいんだ。どうすれば満足なんだ!)

アンセムは自分を責め続けた。
テラスのことが好きで笑顔を見たいのに、その逆のことをしてしまう。
自分で自分を制することができない。

離れた方がいいのだろうか。
その方が、お互い穏やかでいられるのではないか。
しかし、どうしてもそれは嫌だった。
こんなに苦しくて、テラスを苦しめているのに、それでもアンセムは、テラスと一緒にいたかった。