今日の立食会はミユウと一緒に行く話になっていた。
アンセムは約束した時間よりずっと早いが、ミユウの部屋へ迎えに行く。
ドアを叩くと、ミユウがすぐに出てきた。
「あら?時間間違えたの?」
「いや、早いのはわかってる」
そう言ったとき、部屋の中にリーオンが見えた。
「ごめん、邪魔したかな。オレ1人で行くよ」
「大丈夫よ。いつでも行けるように用意はできてたから」
ミユウはそう言うと振り返り、リーオンに手を振ると部屋を出た。
「何か急用?」
「そういうわけじゃないんだ。ミュウこそ、リーオン残して良かったのか?」
「ええ。鍵を渡しているから大丈夫よ」
2人で歩いていると、振り返られることも多い。
「随分あっという間に噂が広まっちゃったわね。
テラスはどう?これで嫌がらせがなくなってくれればいいんだけど」
その問に、アンセムは答えることができない。曖昧にはぐらかした。
食堂には6時少し前に着いた。
まだ人はまばらで閑散としている。
とりあえず、2人は出席簿にチェックを入れて中に入った。
周りの視線が集まる。
アンセムはそんなことには構わず、食堂を見渡した。
そして、テラスの姿を見つける。
たった数日会わないだけだったのに、テラスを見て胸が締め付けられた。
駆け寄って抱き締めたい衝動に駆られる。
アンセムは約束した時間よりずっと早いが、ミユウの部屋へ迎えに行く。
ドアを叩くと、ミユウがすぐに出てきた。
「あら?時間間違えたの?」
「いや、早いのはわかってる」
そう言ったとき、部屋の中にリーオンが見えた。
「ごめん、邪魔したかな。オレ1人で行くよ」
「大丈夫よ。いつでも行けるように用意はできてたから」
ミユウはそう言うと振り返り、リーオンに手を振ると部屋を出た。
「何か急用?」
「そういうわけじゃないんだ。ミュウこそ、リーオン残して良かったのか?」
「ええ。鍵を渡しているから大丈夫よ」
2人で歩いていると、振り返られることも多い。
「随分あっという間に噂が広まっちゃったわね。
テラスはどう?これで嫌がらせがなくなってくれればいいんだけど」
その問に、アンセムは答えることができない。曖昧にはぐらかした。
食堂には6時少し前に着いた。
まだ人はまばらで閑散としている。
とりあえず、2人は出席簿にチェックを入れて中に入った。
周りの視線が集まる。
アンセムはそんなことには構わず、食堂を見渡した。
そして、テラスの姿を見つける。
たった数日会わないだけだったのに、テラスを見て胸が締め付けられた。
駆け寄って抱き締めたい衝動に駆られる。



