超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「テラスが了承してるから、私が文句言う立場じゃないのはわかってるんだけど、もっとテラスの事考えてあげてよ。元カノと一緒の姿、見せ付けられて、気分良いわけないでしょ?
しかも、嫌がらせされて参ってるときに、会わないってありえないんだけど!」

「それは、テラスが言っていたのか?」

自分には何も言わないのに、アイリには相談するのだろうか。

「あ~もーわかってない!テラスがそんなこと言うはずないじゃない。
会わないことも、ミユウさんのことも、アンセムの考えがあるんだって受け入れてたわよ。
でもね、それと感情はまた別の話でしょ。しっかりしてよ、もう!」

アイリにはテラスの気持ちがわかってるということか。
カイからも、悔しいがシンからも、自分の行動は間違っていると指摘された。
他の皆にわかっていて、自分だけがテラスを理解できていないのだろうか。

「細かく吹っかけられる嫌がらせにも、文句言わずに『大丈夫』って流してたわよ。テラスがあんなに頑張ってるんだから、アンセムももっと頑張って!」

「細かい嫌がらせってどういうことだ?
テラスはオレに何も言わない。言ってくれなければわからないよ」

「そりゃ一緒にいないんだからわかるはずないわ。私だって、テラスからの愚痴を聞いたことないもの。一緒にいたときにされたことしか知らないわ。
それでも、陰湿な嫌がらせが結構あったのよ。頭からジュースをかけられたこともあったわ」

再びショックを受けるアンセム。
自分が思っている以上に、テラスに対する嫌がらせは酷かったのだ。