超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「カイさん…、何があったんですか?」

図書館の扉が閉まり、静まり返ってからようやく言葉が出た。

「教えてやる気はないなぁ」

カイはアンセムを突き放す。

「テラス本人に聞けばいい」

「聞いています。だけど、教えてくれません」

「そりゃ~、アンセムの力不足だなぁ」

飄々としながらも、アンセムへ辛辣な意見をカイは言う。

「なんだか良くわからない方法をとっているようだが、覚悟が足りないんじゃないか?」

「それは、ミユウのことですか?」

「その通りだな。どうせ注目をそっちに集めようって作戦なんだろう?
波風立たないように気を配っているつもりかもしれんが、方向性間違ってると思うぞ、僕は」

言葉を返せないアンセム。

「まぁ自分で考えて決断して動くんだな。じゃ、カウンター頼むぞ」

そしてカイは部屋へ引っ込んでしまった。