超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「ちょ、ちょっと!」

ナミルは慌てて2人に駆け寄る。

「おまえが口を出すことじゃない」

「はぁ~?だったらなんで俺が呼び出されるんだよ」

「なんのことだ?」

「2人とも、やめて!」

ナミルが2人の間に入った。
アンセムの腕を掴む。

「アンセムさん、手を離して」

その言葉に、少しアンセムの力が弱まった。
それを逃さずシンがアンセムの手を振り払う。

「あんた1人でテラスを守れねーから、俺に声がかかるんだろ!」

「言っている意味がわからない」

「はっ!自分の恋人の処遇も知らねーで、口を出すなって言われてもな!」

「シン!いい加減にしなさいよ!」

「なんだよ、うっせーよ馬鹿女」

「テラスに何があった?」

「教えてやんねーよ!」

怒りが収まらず、アンセムはカウンターから出ようとした。

「カイさん!」

ナミルがいつの間にか部屋から出ていたカイに気付く。

「何傍観してるんですか!とめてくださいよ!」

「いや~、みんな青春してるね~」

ニヤニヤと如何にも楽しそうなカイ。

「俺を呼び出したのは、そこにいる司書だぜ」

シンの言葉にアンセムの動きが止まる。