「やるじゃない。見た目よりずっと強いのね」
「単なる馬鹿なだけです。もっと上手に流せば良かった…。
でも頭に血が上って、自分を止められませんでした」
そしてテラスは俯いた。
「そりゃ、そんなことされれば怒って当然よ」
優しくテラスの背中を撫でるルイザ。
「なんだか、凄くイヤな気分なんです。どす黒いって言うのかな…。
イライラして、モヤモヤして、気持ちのコントロールが困難で。こんなの、イヤです」
よしよしとルイザは背中を撫で続けた。
「私が近づくとアンセムの格が下がるって言われました。
格ってなんですか?
確かにミユウさんとアンセムが並ぶと、すごく綺麗です。私も何度も見惚れました。
私だって、自分よりミユウさんの方が綺麗だって知ってます。見た目も、きっと心も。
でも、仕方ないじゃないですか」
そこでテラスは言葉を切った。
自分の発言に傷ついていた。
(私は劣等感を持っていたの?)
こんな自分じゃなかったはずだ。
誰かと比べることなどせず、自分の良さはちゃんとわかってるつもりだった。
だから、アンセムが自分を選んでくれた気持ちに応えようと思ったはずなのに。
ルイザは変わらず背中を撫でてくれている。
「ごめんなさい…。なんか支離滅裂ですよね。
八つ当たりしました。本当にすいません」
テラスはうなだれるように頭を下げた。
「いいのよ。それでいいの。
恋愛って、綺麗な気持ちばかり運んできてくれるものじゃないわ。テラスはイヤな気持ちだって言うけど、それだけアンセムのことを好きなのよ」
テラスは顔を上げた。
この黒い気持ちが好意とつながっていると言われても、すんなり受け入れられない。
「単なる馬鹿なだけです。もっと上手に流せば良かった…。
でも頭に血が上って、自分を止められませんでした」
そしてテラスは俯いた。
「そりゃ、そんなことされれば怒って当然よ」
優しくテラスの背中を撫でるルイザ。
「なんだか、凄くイヤな気分なんです。どす黒いって言うのかな…。
イライラして、モヤモヤして、気持ちのコントロールが困難で。こんなの、イヤです」
よしよしとルイザは背中を撫で続けた。
「私が近づくとアンセムの格が下がるって言われました。
格ってなんですか?
確かにミユウさんとアンセムが並ぶと、すごく綺麗です。私も何度も見惚れました。
私だって、自分よりミユウさんの方が綺麗だって知ってます。見た目も、きっと心も。
でも、仕方ないじゃないですか」
そこでテラスは言葉を切った。
自分の発言に傷ついていた。
(私は劣等感を持っていたの?)
こんな自分じゃなかったはずだ。
誰かと比べることなどせず、自分の良さはちゃんとわかってるつもりだった。
だから、アンセムが自分を選んでくれた気持ちに応えようと思ったはずなのに。
ルイザは変わらず背中を撫でてくれている。
「ごめんなさい…。なんか支離滅裂ですよね。
八つ当たりしました。本当にすいません」
テラスはうなだれるように頭を下げた。
「いいのよ。それでいいの。
恋愛って、綺麗な気持ちばかり運んできてくれるものじゃないわ。テラスはイヤな気持ちだって言うけど、それだけアンセムのことを好きなのよ」
テラスは顔を上げた。
この黒い気持ちが好意とつながっていると言われても、すんなり受け入れられない。



