超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「今、悪い噂が出回っているそうね。テラスがアンセムを追っかけているって噂」

コクリとテラスは頷いた。

「かと思えば、アンセムとミユウが復縁したって噂が、今日1日で随分と広まっているわ」

「私も聞きました」

「一部性質の悪い女の子達がいて、テラスに嫌がらせしてるらしいって話も聞くんだけど、本当?」

「はい…」

「その顔は、そんな女の子達にやられたの?」

テラスは大きく頷いた。

「やっぱり…。で、テラスはその事を寮長に伝えたくて来たのね?」

「そうです」

「何をされたの?詳しく聞かせてくれるかな?」

「はい…」

テラスは部屋で起きたの出来事を説明した。
なにをされたのか。
連れ込まれた部屋の場所。
全員知らない顔だったが、全てしっかり記憶してきたこと。
もう二度とこんな体験をしたくないこと。
そうされないために、女の子達に寮長へ伝えると宣言したこと。
途中言葉に詰まることもあったが、その度にルイザが上手に確認しながら詳細を聞き出してくれたので助かった。