寮長室へ向かう途中に食堂がある。
アンセムがいるかもしれないと思い、食堂を覗くテラス。
いたらどうするのかを考える前にそうしていた。
果たして、そこにはアンセムがいた。
隣にはミユウもいる。
遠くて表情まではわからなかったが、ミユウはアンセムに腕を絡め、何かを話しているようだった。
そんな2人を、周囲は遠巻きに注目している。
テラスは食堂に背を向け、寮長室へ向かった。
ズンズン歩く。
歩いている内に、なぜか涙が出てきた。
酷く惨めな気持ちになった。
理由は自分でもわからない。
ようやく職員ブースに辿りつく。
ここの職員の就業時間は夕方5時までだが、寮生たちに何かあったときのために数人が当直している。
テラスは宿直室へ向かった。
寮長はもういないかもしれない、と思いながら。
宿直室のベルを鳴らすと、職員が出てきた。
テラスの様子を見て驚く。
「どうしたの!?その顔は」
テラスは泣いていることを言われたのだと思ったが、そうではないようだ。
「あの、寮長はいらっしゃいますか?」
「今日はもうお帰りになりましたよ。そんなことより、冷やさなくちゃ。とにかくお入りなさい」
職員は女性だった。
テラスを宿直室に入れて座らせると、冷やしたタオルを持ってきた。
「手で押さえてね」
そこで初めて自分の頬が腫れ上がっていることに気付くテラス。
そうか、だからここまで来るまで視線を感じたのか。
「今なにか暖かい飲み物つくってくるわ」
そして職員の女性はまた奥へ引っ込んでしまった。
テラスは左頬を冷やしながら待った。
今のうちに涙を止めなければ。
暫くすると、職員の女性は戻ってきた。
アンセムがいるかもしれないと思い、食堂を覗くテラス。
いたらどうするのかを考える前にそうしていた。
果たして、そこにはアンセムがいた。
隣にはミユウもいる。
遠くて表情まではわからなかったが、ミユウはアンセムに腕を絡め、何かを話しているようだった。
そんな2人を、周囲は遠巻きに注目している。
テラスは食堂に背を向け、寮長室へ向かった。
ズンズン歩く。
歩いている内に、なぜか涙が出てきた。
酷く惨めな気持ちになった。
理由は自分でもわからない。
ようやく職員ブースに辿りつく。
ここの職員の就業時間は夕方5時までだが、寮生たちに何かあったときのために数人が当直している。
テラスは宿直室へ向かった。
寮長はもういないかもしれない、と思いながら。
宿直室のベルを鳴らすと、職員が出てきた。
テラスの様子を見て驚く。
「どうしたの!?その顔は」
テラスは泣いていることを言われたのだと思ったが、そうではないようだ。
「あの、寮長はいらっしゃいますか?」
「今日はもうお帰りになりましたよ。そんなことより、冷やさなくちゃ。とにかくお入りなさい」
職員は女性だった。
テラスを宿直室に入れて座らせると、冷やしたタオルを持ってきた。
「手で押さえてね」
そこで初めて自分の頬が腫れ上がっていることに気付くテラス。
そうか、だからここまで来るまで視線を感じたのか。
「今なにか暖かい飲み物つくってくるわ」
そして職員の女性はまた奥へ引っ込んでしまった。
テラスは左頬を冷やしながら待った。
今のうちに涙を止めなければ。
暫くすると、職員の女性は戻ってきた。



