超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「言いたいのはそれだけよ。わかってくれれば、いつでも開放してあげるわ」

(あなた誰ですか?というか、何様ですか?)

そう質問したいテラスだったけど、また平手打ちされたくないのでその言葉は飲み込んだ。
代わりにこう発言した。

「今日の出来事は、リナさんに全部報告します」

そしてその女の目をまっすぐ見た。
第三寮は自由恋愛だが、強要したり、激しく妨害することは厳しく禁止されている。
女は少し動揺したようだ。

「あなたたちの名前は知らないけど、顔は覚えました。この部屋の場所も」

そして、自分の腕を掴んでいる2人の女の顔もしっかり見つめる。
こちらの2人は激しく動揺した。
出入り口の扉にいる女2人は俯いた。

「生意気言うんじゃないわよ!」

バシッ!
リーダー格の女は自分の動揺を悟られないかのように、テラスをもう一度叩く。

「報告したいなら、すればいいわ。どっちにしたって、アンセムがあなたを相手にするはずがないんですから」

(痛いなーもー…)

心の中だけでぼやくテラス。
もう何も言うまい、そう思った。
早く開放されたい。

「私、朝2人がキスしてるところを見たわ」

「え…」

しかし、女の発言にテラスは思わず声が出た。