超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する

「アンセム知らないの?結構ヤバいファンいるらしいわよ~。
そのファンの合格点以下の女の子がアンセムにしつこくアプローチすると、制裁を下すんですって」

「テラスが嫌がらせを受けているのか?」

アンセムの険しい表情にティナは気付くことなくどんどん喋る。

「そうだと思うわよ。
私、ファンの子がテラスの陰口叩いてるの聞いちゃったんだけど、あの言いっぷりだと、嫌がらせまでしてても不思議はないわよ」

「………」

アンセムは怒りで言葉も出なかった。

「どうしたの?アンセム」

ルミが心配そうに顔を除いてきた。

「いや、なんでもないよ」

慌てて表情を緩めるアンセム。

「で、ティナの相手って誰なんだよ?」

エイールは強引に会話を修正する。

「聞きたい?」

そしてティナの惚気話が始まった。
エイールの軌道修正は成功したようだ。