今、思い返すと…


ただ自分に酔ってただけのような気がする。


友達に話しても、誰も共感してくれなかったのが…


今ならわかる。





−−−朝、


コタツで寝ている仁君が起きないうちに、


そっと家を出た。


アタシは今日…


哲平の仕事が終わったら、


別れようと思っている。




きっと…


仁君はろくでもない奴で


泣かされることも沢山あると思う…


−−−それでも…


好きになってしまったから。


哲平のことは嫌いじゃないけど…


今のアタシには,真っ直ぐな哲平が痛々しく思えて…


こんなアタシの為に、時間を取られてしまうのは…


もったいないと思うようになった。


それがせめてもの…


アタシからの優しさだと思って欲しい。


哲平の御両親も優しくて気さくで…


もうすぐ


アタシ達が『結婚したら住む家』の建設が始まる。


その家には,
アタシは入れない。
入る資格もないから…