「……はよ」
綺惺くんが教室に現れたのはホームルームがはじまる直前だった。昨日ぶりの綺惺くん。私の彼氏(仮)である綺惺くんは、昨日私が洗濯をせずに返却したパーカーを羽織っていて、ちょっとだけ申し訳なくなった。完璧な容姿と、髪型も…………。
と、わたしの優秀な視力は綺惺くんの髪型に異変をみつけた。聞いて欲しい。今日の綺惺くんは寝ぐせだ。まって、めちゃくちゃかわいくてどうしよう。
「なんで返事しなかったわけ」
そんな綺惺くんの非日常を発見し、うれしくなっていると、突然、目の前に綺惺くんが現れると私の机にだらっと顎を乗せた。「……………へ????」と、間抜けな声を出すと「LINE」と、綺惺くんは不機嫌そうにつぶやいた。LINE。……LINE?
学校に到着してずっと更紗と話してたから、まったく気にしてなかったし、え?LINE??
綺惺くんは私の机から退こうとしない。教室内に散らばっていた視線が突然わたしに向かって注がれたのを感じて、急いでスマホを確認した。
《学校、一緒行こ》
文字の羅列を見た瞬間、ひゅっと喉が鳴った。
え?40分前?に、綺惺くんが?わたしを?誘った……???
朝から頭上には疑問符がたくさん乗って仕方ない。わたしという小物が、王様の命令を無視したのだ。どうすればいい。
「望月ー、せきつけー」
ホームルームのために担任がやってきたのだろう、綺惺くんを注意しているのに、聞きやしない。
綺惺くんが教室に現れたのはホームルームがはじまる直前だった。昨日ぶりの綺惺くん。私の彼氏(仮)である綺惺くんは、昨日私が洗濯をせずに返却したパーカーを羽織っていて、ちょっとだけ申し訳なくなった。完璧な容姿と、髪型も…………。
と、わたしの優秀な視力は綺惺くんの髪型に異変をみつけた。聞いて欲しい。今日の綺惺くんは寝ぐせだ。まって、めちゃくちゃかわいくてどうしよう。
「なんで返事しなかったわけ」
そんな綺惺くんの非日常を発見し、うれしくなっていると、突然、目の前に綺惺くんが現れると私の机にだらっと顎を乗せた。「……………へ????」と、間抜けな声を出すと「LINE」と、綺惺くんは不機嫌そうにつぶやいた。LINE。……LINE?
学校に到着してずっと更紗と話してたから、まったく気にしてなかったし、え?LINE??
綺惺くんは私の机から退こうとしない。教室内に散らばっていた視線が突然わたしに向かって注がれたのを感じて、急いでスマホを確認した。
《学校、一緒行こ》
文字の羅列を見た瞬間、ひゅっと喉が鳴った。
え?40分前?に、綺惺くんが?わたしを?誘った……???
朝から頭上には疑問符がたくさん乗って仕方ない。わたしという小物が、王様の命令を無視したのだ。どうすればいい。
「望月ー、せきつけー」
ホームルームのために担任がやってきたのだろう、綺惺くんを注意しているのに、聞きやしない。



