私の世界を終わらせた恋

 授業が終わると同時にライムくんの腕を掴みにかかった。
 しかし、するっとかわされる。

「ああっ‼︎」
「そんなことしなくても逃げないよ」

 やっぱりまだ怒っていた。
 でも、私の顔を見た途端、

「ぶはっ! その顔!」

 ライムくんは噴き出した。

「どの顔?」
「眉毛って普通そんなに下がる? 悲壮感が漂い過ぎ」

 そうかもしれない。
 そうかもしれないけど……

「こっちは謝りたくて必死だっていうのに! それにしたって、他人の顔を笑うのは失礼なんじゃない?」
「あー、うん。なら、おあいこってことにして」
「おあいこ?」

 納得がいかない。

「ライムくんは自分から言い出したんだよ。その、自分は昨日初めて現れた、とか何とかって」