私の世界を終わらせた恋

 古典を切り抜けても、3時限目は体育で、その前後の休み時間は、更衣室で着替えをしなければならなかった。
 話をする時間が取れないまま、4時限目に突入。
 そうして午前中は過ぎ去り、すでにお昼休みになっていた。

 やりたいことができて初めて、学校生活は意外と自由にできる時間がないんだと知った。

 お昼はいつもマイカと食べることにしている。
 マイカをひとりにするわけにもいかない。
 無音で教室から出ていくライムくんの背中を見送った。

「たまにはユアの席で食べようよ」

 お弁当箱の入った小さなバッグを持って、マイカがやってきた。
 マイカはライムくんのイスを持ってきて、私の机に横付けした。

 それはごくごく自然な動作だった。
 まるでずっと前から、私の後ろにライムくんの席があったかのような──

 いつもと同じ、他愛もない話をしながらお弁当を食べた。
 マイカのほうは、すっかりライムくんのことに興味を失ったようだ。