「ユアが僕の存在に気づいたから、クラスメイトに昇格したんだと思う」
「私? そこでどうして私が出てくるの?」
それに、クラスメイトとして突如現れるまで、私がユアくんに気づいた事実はない。
「僕はこの世界の人間じゃないんだ」
「それってまさか、流行りの異世界転生? 私、転生者に会うの初めてなんだけどー!」
『ぷっ』と噴き出してしまった。
哲学者ではなく、まさかの転生者とは!
私の笑いはなおも止まらない。
ライムくんはムッとしてみせた。
「僕は訊かれたことに正直に答えただけ。僕だって困ってるんだ。こんな役割を与えられて!」
ライムくんは、そう言い捨てると教室を出ていってしまった。
線が細いんじゃなくて、堪忍袋の緒が細い?
しかし、確かにさっきの私の態度はいただけなかったかもしれない。
明日、きちんと謝罪しよう。
そうしたら、もう1度私と話をしてくれるかな……



