病院に着く。

えっと...?

奏太くん、どこだろう・・・

今日は人が多くてあんまり分からない。

携帯が震える。

奏太くんからだ!

「もしもし」

「もしもし」

「奏太くん、今病院の目の前にいるんだけど、いまどこ??」

いきなり誰かに背中をつつかれた。

「ひゃっ」

奏太くんがいる場所を指を指す

「ここ」

携帯から耳を離す。

「ほんとにビビリだね〜」

「か、からかわないでよ〜!!」

「で、今日、どこ行く?」

行きたい場所は歩いている途中に考えてきた。

「あのね、水族館行きたいの!」

「じゃあ、行こっか」