「藤崎くん、私と友達になってくれんの⁉」
思わず藤崎くんに前のめりになって聞き返した。
「言ったよ! 二度も言わせんな!」
「ご、ごめんなさい!」
カッとなった藤崎くんに、私は平謝りであやまった。ペコペコ頭を下げる私の姿に、彼は気まずそうな顔をして、「別にそこまで謝らなくてもいいから……」と許してくれた。
「ありがとう、藤崎くん。さっきの話、ちょっと信じられなかったんだけど……いいの? 私、これでも一応女子だよ?」
確認するようにたずねると、藤崎くんはコクンとうなずいた。
「……たしかにおれは女子嫌いだし、しばらくは克服できないと思う」
うつむいたままぽつりと呟く彼に、「うん。わかってる」と返事をする。
「でも、まひろんは違った。おれの話を笑わないで聞いてくれたし、夢を語っても褒めてくれた。同じマジミュア好きで話も合いそうだしさ。……出会いは最悪だったし、きつく当たって悪かったって思ってる。こんなおれと仲良くなってくれる……?」
「もちろん!」
私はにっこり笑ってうなずいた。
藤崎くんは顔をあげると、不安そうな顔から一転目を大きく見開いて、唇にかすかな笑みを浮かべたのだった。
思わず藤崎くんに前のめりになって聞き返した。
「言ったよ! 二度も言わせんな!」
「ご、ごめんなさい!」
カッとなった藤崎くんに、私は平謝りであやまった。ペコペコ頭を下げる私の姿に、彼は気まずそうな顔をして、「別にそこまで謝らなくてもいいから……」と許してくれた。
「ありがとう、藤崎くん。さっきの話、ちょっと信じられなかったんだけど……いいの? 私、これでも一応女子だよ?」
確認するようにたずねると、藤崎くんはコクンとうなずいた。
「……たしかにおれは女子嫌いだし、しばらくは克服できないと思う」
うつむいたままぽつりと呟く彼に、「うん。わかってる」と返事をする。
「でも、まひろんは違った。おれの話を笑わないで聞いてくれたし、夢を語っても褒めてくれた。同じマジミュア好きで話も合いそうだしさ。……出会いは最悪だったし、きつく当たって悪かったって思ってる。こんなおれと仲良くなってくれる……?」
「もちろん!」
私はにっこり笑ってうなずいた。
藤崎くんは顔をあげると、不安そうな顔から一転目を大きく見開いて、唇にかすかな笑みを浮かべたのだった。


