ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「結局私を仲間に引っ張り込む気満々じゃん!」

「当たり前だろ。彩城にはいざとなったときの戦力になってもらいたいからな。できれば自然な感じで超能力を使って、俺たちを援護して欲しい」

 やっぱりね! まあ、援護ぐらいなら普通にできると思うけど、私をそんな恐ろしい戦いに巻き込まないで欲しいよ……。

「悪いけど、そんなことに私の能力を使う目的ならこの話は……」

 なかったということで、と立ち去ろうとしたそのとき。

「正直、今の彩城の状況を考えると、Regulusに入ってるほうがいいかもしれない」

「えっ?」