ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「ってか、本気で悪いって思ってるんだよね?」

 物思いにふけっていると、イライラした金髪の男の子に詰め寄られた。

 私はハッと我に返って、「は、はい……」とうなずく。

「だったら、何をすればいいかわかるよね?」

「……えっ?」

「は? わかんないの? 『誠意を見せろ』って言ってんの。おれに不快な思いをさせたんだから、それぐらいできるでしょ?」

 いや、そんなことを言われても……誠意って何⁉ わかんないよ!

 頭の中が混乱して、思わずぎゅっと目をつむったそのとき――。