ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「茉紘のことを見てたらわかったから」

 瞳ちゃんはいたずらっ子みたいにクスッと笑うと、その理由を教えてくれた。

「前に、茉紘が昴くんがどんな人かって私に説明してくれたこと、覚えてる?」

「あっ、うん!」

 覚えてる。駅ビルのカフェで、昴くんのことをよく知らない瞳ちゃんに、彼の人となりを話して聞かせたんだよね。

「あのとき、昴くんのいいところばかりを一生懸命語る茉紘を見て気づいたの。『ああ、この子は彼のことが本気で好きなんだなあ……』って」

 そっか。私が昴くんの気持ちを自覚する前から、瞳ちゃんは気づいていたんだ。

 というか、傍から見てもピンときてしまうくらい、私の恋心ってバレバレだったんだな……。

「俺も茉紘のいいところならたくさん言えるぞ。例えば……」

「ちょ、言わなくていいって!」

 変な張り合い方をする昴くんを慌てて止めると、3人で笑い合った。

こうして私たち3人は、笑顔にあふれる楽しいひと時を過ごしたのだった。