ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

 意味ありげに目を細めた瞳ちゃんが、私をじーっと見つめていた。

「ど、どうしたの? 私の頭に何か付いてた?」

「ううん。茉紘って、昴くんにものすごく愛されてるんだなって思って。それで、照れちゃうなんて、かわいい一面もあるんだなと思って……」

「かっ……、からかわないでよ!」

 恥ずかしさのあまりつい大声を上げると、瞳ちゃんに「まあまあ」となだめられた。

「とにかく……よかったね、茉紘。親友の恋が実って、私も自分のことのようにすごく嬉しいよ」

「ん? 恋……? えっ……、ええっ⁉」

「茉紘、神宮寺さんに恋愛相談でもしてたのか?」

「ううん。まったく!」

 首をかしげる昴くんに、私は高速でブンブンと首を横に振る。

「ていうか、何で瞳ちゃんがそのことを知ってるの? 私、一度も昴くんが好きだって打ち明けてないのに……」