「昴くん、これからも茉紘のことをよろしくね」
瞳ちゃんが私のことを託すように言うと、昴くんは「ああ」と力強くうなずいた。
「茉紘のことは、全力で愛し抜くつもり」
全力で愛し抜くって……。大好きな彼氏にそんな言葉を言われると、照れくささがこみ上げてきて、私は火照った顔を隠すように下を向いた。
現在、瞳ちゃんと昴くんの婚約は白紙になっている。
Regulusが黒崎学園トップに決まったあと。昴くんが瞳ちゃんに相談して、その後双方の両親を交えて円満に解消したんだそう。
もともと口約束にすぎなかったこともあるけど、双方の両親共々、二人の気持ちを理解して認めてくれたらしい。
それにしても……、さっきから感じるこの視線はなんだろう?
気になって顔を上げると――。
「ひっ、瞳ちゃん⁉」
瞳ちゃんが私のことを託すように言うと、昴くんは「ああ」と力強くうなずいた。
「茉紘のことは、全力で愛し抜くつもり」
全力で愛し抜くって……。大好きな彼氏にそんな言葉を言われると、照れくささがこみ上げてきて、私は火照った顔を隠すように下を向いた。
現在、瞳ちゃんと昴くんの婚約は白紙になっている。
Regulusが黒崎学園トップに決まったあと。昴くんが瞳ちゃんに相談して、その後双方の両親を交えて円満に解消したんだそう。
もともと口約束にすぎなかったこともあるけど、双方の両親共々、二人の気持ちを理解して認めてくれたらしい。
それにしても……、さっきから感じるこの視線はなんだろう?
気になって顔を上げると――。
「ひっ、瞳ちゃん⁉」


