「なんならAntaresの戦力として、是非とも生徒会役員に……」
「あっ、ずるい! まひろん、入るなら絶対にMonocerosのほうがいいよ!」
二人が私をスカウトしようとしたそのとき。いきなり肩をつかまれ、後ろにぐいっと引っ張られる。
気づけば私は背後から、長い両腕に守られるように抱きしめられていた。
「茉紘は、俺の彼女だから」
ぽつりと落ちてきた、ぎこちないながらも独占欲全開のセリフに顔を上げると、背後から私を抱きしめる昴くんがこちらを見下ろしていた。
暗がりの中でもわかるくらい、顔が真っ赤に染まっている。
「あっ、ずるい! まひろん、入るなら絶対にMonocerosのほうがいいよ!」
二人が私をスカウトしようとしたそのとき。いきなり肩をつかまれ、後ろにぐいっと引っ張られる。
気づけば私は背後から、長い両腕に守られるように抱きしめられていた。
「茉紘は、俺の彼女だから」
ぽつりと落ちてきた、ぎこちないながらも独占欲全開のセリフに顔を上げると、背後から私を抱きしめる昴くんがこちらを見下ろしていた。
暗がりの中でもわかるくらい、顔が真っ赤に染まっている。


