「ちなみにここは、labyrinthの隠し倉庫。だから、きみの仲間がどんなに探しても、簡単に見つけられない場所にあるんだ」
天堂くんは、絶対的な自信があるのだろう。とても楽しそうにクスクス笑っている。
対して私は、自分以外敵しかいないこの状況に息が詰まって、生きた心地がしなかった。
昴くん、助けて‼ ――そう強く願っても、天堂くんが連絡しない限り、昴くんは私の居場所を知るはずがない。そう思った直後、脳裏に『絶望』の二文字が浮かんだ。
でも、ここでくじけちゃダメ。
私は強い。天堂くんたちが集団ででかかってきても、全員まとめて返り討ちにできるくらいには強いんだから。
「こんな所に私を連れて来て、いったい何をするつもり?」
手の平に爪が食い入るほど拳を握り締めて、大きな声で天堂くんに問いかけた。
「決まってるだろ? きみを人質にして再起不能にしたあと、一ノ瀬昴をおびき寄せるため。きみたちに対する復讐の総仕上げをするためだよ」
復讐の、総仕上げ……?
天堂くんは、絶対的な自信があるのだろう。とても楽しそうにクスクス笑っている。
対して私は、自分以外敵しかいないこの状況に息が詰まって、生きた心地がしなかった。
昴くん、助けて‼ ――そう強く願っても、天堂くんが連絡しない限り、昴くんは私の居場所を知るはずがない。そう思った直後、脳裏に『絶望』の二文字が浮かんだ。
でも、ここでくじけちゃダメ。
私は強い。天堂くんたちが集団ででかかってきても、全員まとめて返り討ちにできるくらいには強いんだから。
「こんな所に私を連れて来て、いったい何をするつもり?」
手の平に爪が食い入るほど拳を握り締めて、大きな声で天堂くんに問いかけた。
「決まってるだろ? きみを人質にして再起不能にしたあと、一ノ瀬昴をおびき寄せるため。きみたちに対する復讐の総仕上げをするためだよ」
復讐の、総仕上げ……?


