これまで裏には何も書かれていなかったはずの黒いカード。
なのに、今回は私のフルネームが書かれている……。
一瞬見間違いじゃないかと思ったけど、しっかりと白いインクで刻まれていた。
どうしてLabyrinthが、私のことを知っているの……?
「うっ……!」
突然、頭を突き刺すような激しい痛みが襲ってきた。目の奥がチカチカして、まぶたを開けているのも辛い。
――この頭痛、予知能力が発動する前に起こる痛みだ。
「ううっ……」
ズキズキする頭を抱えて目を閉じると、真っ暗だった視界にノイズ混じりの映像が浮かんだ。
見えたのは、灰色のコンクリートの上に横たわるボロボロの女の子。体はロープでぐるぐる巻きにされ、ぐったりと目を閉じている。
誰これ……? って、私――?
「……茉紘⁉」
なのに、今回は私のフルネームが書かれている……。
一瞬見間違いじゃないかと思ったけど、しっかりと白いインクで刻まれていた。
どうしてLabyrinthが、私のことを知っているの……?
「うっ……!」
突然、頭を突き刺すような激しい痛みが襲ってきた。目の奥がチカチカして、まぶたを開けているのも辛い。
――この頭痛、予知能力が発動する前に起こる痛みだ。
「ううっ……」
ズキズキする頭を抱えて目を閉じると、真っ暗だった視界にノイズ混じりの映像が浮かんだ。
見えたのは、灰色のコンクリートの上に横たわるボロボロの女の子。体はロープでぐるぐる巻きにされ、ぐったりと目を閉じている。
誰これ……? って、私――?
「……茉紘⁉」


