「茉紘が好きなんだ。誰に何を言われても、絶対に手離したくないぐらい大好きなんだよ」
大好きな人からのまっすぐな言葉が、心の奥底へとしみ込んでいく。
すっかり泣き止んでいたはずなのに、再び目の奥が熱くなり、涙があふれ出した。
「嬉しい……」
気づけばぽろぽろと涙を流していた。さっきの喪失感からの涙とは違って、感極まった嬉し泣きだ。
「私もっ……、昴くんのことが好き……!」
一生昴くんに言えないと思っていた気持ちを口にする。
この恋は、自分の中でしっかりとけりをつけて、諦めようさえしていた。
でも今、はっきりと気持ちを伝えられて、しかも昴くんも同じ気持ちだなんて――。
どちらかともなく、私たちは抱き合った。
そして、甘い夢でも見ているような心地よさを、じっくりと噛みしめた。
大好きな人からのまっすぐな言葉が、心の奥底へとしみ込んでいく。
すっかり泣き止んでいたはずなのに、再び目の奥が熱くなり、涙があふれ出した。
「嬉しい……」
気づけばぽろぽろと涙を流していた。さっきの喪失感からの涙とは違って、感極まった嬉し泣きだ。
「私もっ……、昴くんのことが好き……!」
一生昴くんに言えないと思っていた気持ちを口にする。
この恋は、自分の中でしっかりとけりをつけて、諦めようさえしていた。
でも今、はっきりと気持ちを伝えられて、しかも昴くんも同じ気持ちだなんて――。
どちらかともなく、私たちは抱き合った。
そして、甘い夢でも見ているような心地よさを、じっくりと噛みしめた。


