「『1学期が終わる前にRegulusを校内トップの暴走族にする。これがクリアできれば、両親は今後俺の選択に必要以上に干渉しない。できなかったら、俺は今後両親の選択すべてに従い、一切反抗しない』ってさ」
「その試練、厳し過ぎない……?」
「ああ、たしかに厳しい。でも、望みを叶えてもらうには、相応の対価を払う必要があるからな。跡取り息子の俺が自由を得るっていうことは、それだけ支払う対価が大きいってことだろうしな」
そう語る昴くんは、覚悟が決まった表情をしていた。きっと、私が想像できないほどこの試練に真剣に挑もうとしているのだろう。
「あれ? じゃあ、何で瞳ちゃんとお見合いしたの? 1学期が終わるのはまだ先だよ?」
「たぶん、親父たちは外堀からじわじわと俺を追い詰めて諦めさせるために、あの見合いをセッティングしたんだと思う。今はまだ、婚約は口約束で止めてもらってるけどさ……」
心底自分のお父さんに呆れているのか、昴くんは深くため息をついた。
「俺と親父の私情や確執で、神宮寺さんやRegulusのみんなを巻き込んで悪いと思ってる。でも、黒崎学園トップを勝ち取りたいという気持ちは本当だ」
瞳に強い光を宿してはっきり宣言する昴くんは、目を細めたくなるほど眩しかった。
「その夢、叶うといいね」
「ああ。茉紘との未来のためにも叶えないとな」
「えっ……?」
私との、未来……? ぽかんとする私に、昴くんが大きくうなずく。
「その試練、厳し過ぎない……?」
「ああ、たしかに厳しい。でも、望みを叶えてもらうには、相応の対価を払う必要があるからな。跡取り息子の俺が自由を得るっていうことは、それだけ支払う対価が大きいってことだろうしな」
そう語る昴くんは、覚悟が決まった表情をしていた。きっと、私が想像できないほどこの試練に真剣に挑もうとしているのだろう。
「あれ? じゃあ、何で瞳ちゃんとお見合いしたの? 1学期が終わるのはまだ先だよ?」
「たぶん、親父たちは外堀からじわじわと俺を追い詰めて諦めさせるために、あの見合いをセッティングしたんだと思う。今はまだ、婚約は口約束で止めてもらってるけどさ……」
心底自分のお父さんに呆れているのか、昴くんは深くため息をついた。
「俺と親父の私情や確執で、神宮寺さんやRegulusのみんなを巻き込んで悪いと思ってる。でも、黒崎学園トップを勝ち取りたいという気持ちは本当だ」
瞳に強い光を宿してはっきり宣言する昴くんは、目を細めたくなるほど眩しかった。
「その夢、叶うといいね」
「ああ。茉紘との未来のためにも叶えないとな」
「えっ……?」
私との、未来……? ぽかんとする私に、昴くんが大きくうなずく。


