ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

 私は絶句した。

 親に結婚相手を決められている瞳ちゃんでさえ、おこづかいの使い道や趣味、私との付き合いに関してはノータッチなのに。

 昴くんは細かいことまで親に決められてきたなんて……今まで相当窮屈な生活を強いられてきたんだろうな。

「そんなの、きつ過ぎるよ……」

「まあな。でも、両親には『俺に病院を継がせるため』っていう大義名分があるからな。でも、我慢っていつまでも続かないからな」

「反抗とかはしなかったの……?」

「したよ。その結果、俺は今は黒崎学園に通って、Regulusの総長をやってるってわけだしな」

 してやったりとばかりに笑う昴くんの話に興味がわいてきた。

「そのときの話、聞いてもいい?」

 私がたずねると、昴くんは「ああ」とうなずいて昔話をしてくれた。