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昴くんは私にシャワーと洗濯乾燥機、それから自分の服まで貸してくれた。
私が風邪を引かないようにとここまでしてくれるなんて……。
ありがたいけど、瞳ちゃんと婚約している昴くんに世話になってしまっていいのかな? と後ろめたい気持ちが拭えない。
でも、ホワイトムスクの香りがする昴くんのTシャツを着ると、彼に包まれている安心感があって、つい頬がゆるんでしまった。
「ちゃんと温まったか?」
洗面所から廊下に出ると、制服から私服に着替えた昴くんと鉢合わせした。
学校にいるときのきっちりとした着こなしもだけど、ゆったりとしたシャツとズボンというラフな格好もとてもよく似合っている。
昴くんは私にシャワーと洗濯乾燥機、それから自分の服まで貸してくれた。
私が風邪を引かないようにとここまでしてくれるなんて……。
ありがたいけど、瞳ちゃんと婚約している昴くんに世話になってしまっていいのかな? と後ろめたい気持ちが拭えない。
でも、ホワイトムスクの香りがする昴くんのTシャツを着ると、彼に包まれている安心感があって、つい頬がゆるんでしまった。
「ちゃんと温まったか?」
洗面所から廊下に出ると、制服から私服に着替えた昴くんと鉢合わせした。
学校にいるときのきっちりとした着こなしもだけど、ゆったりとしたシャツとズボンというラフな格好もとてもよく似合っている。


