ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「あー、よかった……」

 ソファ席に座り直した瞳ちゃんが、心底ほっとしたように胸をなで下ろす。

「どうしたの? 何かあったの?」

「この前、クレープ店で茉紘の名前を呼んだの、昴くんだよね?」

「……うん」

なんとか首を縦に振る私に、瞳ちゃんは「やっぱり」と呟いた。

「それで、ずっと気になってたの。もし二人が付き合ってたら、私はまた茉紘を傷つける結果になってしまうかもって……」

「私は大丈夫。だから、ちゃんと話してくれる?」

 心臓がバクバクする。なんとなく聞くのが怖いと思っている自分がいるけれど、それ以上に瞳ちゃんの言いたいことや、昴くんのことで何かあったのか知りたくてたまらない。

 瞳ちゃんはぐっと押し黙ると、深呼吸をしてから思い切ったように口を開いた。