ワケあり転校生×総長さまの甘くてキケンな溺愛契約⁉

「瞳ちゃんっ……!」

予想通り、私の前に現れたのは瞳ちゃんだった。

「どうしたの? いきなり……」

「茉紘に会いに来たの。本当は先に連絡してから行こうと思ってたんだけど、茉紘のアカウントが消えてたからね」

 そういえば、黒崎学園に転校が決まったころ。私はトークアプリのアカウントを削除して作り直したんだった。

 だから瞳ちゃんは、わざわざ私の学校の近くまで来てくれたんだ。

「ねえ茉紘、今時間ある?」

 瞳ちゃんが首をかしげて聞いてくる。

「今から茉紘とじっくりと話がしたいんだけど、いいかな?」

「いいよ」

 せっかく瞳ちゃんが会いに来てくれたことだし、私たちの友情も少しずつ復活してきているみたいだし。

 迷うことなくうなずいて、私は瞳ちゃんについていった。